企画の内容

滋賀県東近江市を拠点に日本唯一の『手織真田紐』を手掛ける西村様より、「髪留め」商品について、商品の箱に同封する商品名イラストカード、展示用のイラストパネルをご依頼いただきました。

制作内容

イラストは、アナログとデジタルの両方のツールを使って制作いたしました。まずAdobe Illustratorで人物の線画を作成し、髪の部分には透明水彩による手描きのテクスチャを使用しました。

○人物イラストについて

西村様の手掛ける『手織真田紐』には、皇太子様（現上皇様）戴冠式に滋賀県伝統工芸品として献上、正田美智子様（現上皇后様）の御成婚時の準備品として献上、マッカーサー元帥帰還時に日本人形贈呈桐箱の箱紐として献上された事績があります。国より技術保存認定授与もされています。

伝統ある真田紐に添えられるイラストとして相応しいものになるように、品のある、柔らかいタッチを心掛けました。且つ、華やかさも出るように、人物の髪に動きのある線を加えました。

○展示用パネルについて

商品を展示する際に使用するパネルもお任せいただきました。カードと同じイラストを使用することとなり、クリアの透明パネルを選びました。ふんわりとしたイラストの雰囲気を生かすために、枠の境界が主張しすぎないものが良いと考えました。また、パッとイラストに目がいくように、カードより若干強い色味になるよう、調整いたしました。

【MAKUの強み】デジタルのイラストにも、アナログの柔らかい魅力を加えることが可能です

デジタルツールでは手描きの柔らかさが出にくいとお考えになるクライアント様もいらっしゃいますが、そのようなことはありません。アナログの柔らかさは水彩のテクスチャを自作し、ツールに取り入れることで可能となります。ご要望に沿うイラストになるように工夫することを常に心掛けています。